江戸川乱歩 『人間豹』 だが、敷石道を五、六歩行くと、もう恐ろしくて歩けなかった。 両側のナツメの植込みが、まっ黒な蔭を作って、そこに何かしらただならぬけはいが感じられたからだ。 見まいとしても不思議な妖気が彼の眼をその方へ引きつけて行った。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア