江戸川乱歩 『人間豹』 明智が前に立ちはだかって聞くと、いざり乞食はヒョイと顔を上げて、不意の質問者を眺めた。 なんてひどい片輪者であろう。 両足がまったくだめで、手に草鞋のようなものをはいている上に、顔じゅうが腐れただれて、ほとんど眼鼻もわからないむごたらしさだ。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア