江戸川乱歩 『暗黒星』 一郎が書生の眼を追って、そこを注視すると、煉瓦塀の頂上に、何か黒い影がうごめいていた。 闇夜だったので、空も暗く、そのものは闇の中から闇が抜け出したような感じで動いていた。 眼が慣れるにしたがって、その黒いものが人間の形をしていることがわかった。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア