常夜燈の光にも遠いので、非常にボンヤリした姿ではあったが、決して人間以外の生きものではなかった。
そのものは、まるで綱渡りでもするように、からだで調子を取りながら、高い塀の頂上を、直立して右から左へと、ゆっくりゆっくり歩いていた。
白いはずの顔もまっ黒であった。
常夜燈の光にも遠いので、非常にボンヤリした姿ではあったが、決して人間以外の生きものではなかった。
そのものは、まるで綱渡りでもするように、からだで調子を取りながら、高い塀の頂上を、直立して右から左へと、ゆっくりゆっくり歩いていた。
白いはずの顔もまっ黒であった。