一郎は、少しでも姉の罪の軽くなることを願うかのように、やや明かるい表情になっていうのであった。
「むろん僕は塔の出来事があってから、君のうちに泊っていた三日のあいだ、毎晩それに注意していたが、三日間は何事もなかった。
それからここへ入院して、二日ほど何を考える力もなかったが、おととい、そのことを思い出して、助手のものに、毎晩君のうちをそとから見張らせてあるのだよ。
一郎は、少しでも姉の罪の軽くなることを願うかのように、やや明かるい表情になっていうのであった。
「むろん僕は塔の出来事があってから、君のうちに泊っていた三日のあいだ、毎晩それに注意していたが、三日間は何事もなかった。
それからここへ入院して、二日ほど何を考える力もなかったが、おととい、そのことを思い出して、助手のものに、毎晩君のうちをそとから見張らせてあるのだよ。