見ていると、その青年は、原っぱに捨ててあった毀れかかった荷造り用の木箱を拾い上げて、それを伊志田家の煉瓦塀の下に運んで行った。
そして、その木箱を踏み台にして、高い煉瓦塀に飛びつき、モガモガと足を動かしていたかと思うと、とうとう塀の頂上に登りついてしまった。
「さては、あいつ、塀を越して邸内へ忍び込むつもりだな」
見ていると、その青年は、原っぱに捨ててあった毀れかかった荷造り用の木箱を拾い上げて、それを伊志田家の煉瓦塀の下に運んで行った。
そして、その木箱を踏み台にして、高い煉瓦塀に飛びつき、モガモガと足を動かしていたかと思うと、とうとう塀の頂上に登りついてしまった。
「さては、あいつ、塀を越して邸内へ忍び込むつもりだな」