その翌日の午後になって、ゆうべ顔見知りになっている北森捜査課長の部下の三島という古参刑事が、一人の同僚をつれて伊志田家を訪ね、もう一度あらためて邸内外の捜索をしたいと申し入れた。
伊志田氏はむろん喜んで承諾した。
妻を失い、鞠子を失い、今また一郎と綾子が行方不明となって、残るは老母と伊志田氏とただ二人、さすが強情な伊志田氏も、茫然自失、なすところを知らぬていであった。
その翌日の午後になって、ゆうべ顔見知りになっている北森捜査課長の部下の三島という古参刑事が、一人の同僚をつれて伊志田家を訪ね、もう一度あらためて邸内外の捜索をしたいと申し入れた。
伊志田氏はむろん喜んで承諾した。
妻を失い、鞠子を失い、今また一郎と綾子が行方不明となって、残るは老母と伊志田氏とただ二人、さすが強情な伊志田氏も、茫然自失、なすところを知らぬていであった。