伊志田氏が不安な面持ちで聞き返した。
「それはこうなんです、その足音を不審に思ったので、僕は明智さんから言われていたことを思い出し、ベッドを降りて、音を立てないように、ソッと廊下を出てみたのです。
足音をやりすごしておいてから、廊下へ出たので、もう人の姿は見えなかったけれど、誰かが塔の方へ行ったことは確かなんです。
伊志田氏が不安な面持ちで聞き返した。
「それはこうなんです、その足音を不審に思ったので、僕は明智さんから言われていたことを思い出し、ベッドを降りて、音を立てないように、ソッと廊下を出てみたのです。
足音をやりすごしておいてから、廊下へ出たので、もう人の姿は見えなかったけれど、誰かが塔の方へ行ったことは確かなんです。