一郎はベッドに腰かけ、小卓を隔てて北森氏と明智とが椅子に着き、三島刑事は同僚と共にそのうしろにたたずんでいた。
先ず明智の口から、地下室発見の次第、伊志田氏と綾子さんを助け出した顛末を、かいつまんで物語ったが、一郎青年は聞くごとに顔色を変えて、悪魔の残虐を呪った。
「それにしても、なんという恐ろしい犯罪事件でしょう。
一郎はベッドに腰かけ、小卓を隔てて北森氏と明智とが椅子に着き、三島刑事は同僚と共にそのうしろにたたずんでいた。
先ず明智の口から、地下室発見の次第、伊志田氏と綾子さんを助け出した顛末を、かいつまんで物語ったが、一郎青年は聞くごとに顔色を変えて、悪魔の残虐を呪った。
「それにしても、なんという恐ろしい犯罪事件でしょう。