江戸川乱歩 『断崖』 男は無言のまま、妄想狂のお相手はごめんだと云わぬばかりに、自然石のベンチから立ちあがった。 それにつれて、女も立ち、帰りみちとは反対の、崖ばなの方へ、ゆっくり歩いて行った。 男は何かおずおずしながら、二三歩あとから、女について行く。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア