江戸川乱歩 『月と手袋』 今度は股野の方が不意をうたれて、タジタジとなり、二人は組み合ったまま、床にころがった。 お互に相手の鼻と云わず目と云わず掴み合った。 最初は克彦が上になっていたが、股野が巧みに位置を転倒して、針金のような強靱な腕でのどをしめつけて来た。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア