江戸川乱歩 『月と手袋』 そして、事件から三日目に、股野重郎の葬儀は無事に終った。 克彦もあけみも、この難場を事なく切り抜けた。 死者の家族が、葬儀の忙しさにまぎれて、その悲しみを一時忘れているように、犯罪者の恐怖も、まぎれ忘れていることが出来るもののようであった。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア