江戸川乱歩 『月と手袋』 彼はボール紙を左手に鋏を右手にもって落語家の「紙切り」の仕草よろしく、出鱈目の口三味線で拍子をとりながら、ボール紙を五本の指のある手の形に切り抜いていった。 克彦の背中をゾーッと冷たいものが走った。 酔いもさめて、急に頭がズキンズキンと痛み出した。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア