そして、その夜は、おもて裏の見張りが三人になった。
克彦は書斎のアームチェアを窓際によせて、それにかけたまま、カーテンの隙間から覗いていた。
暗くてハッキリは見えぬけれど、ひとりは電柱の蔭、ひとりは散歩でもしているていで、うしろ手を組んで、ノソリノソリと、向うの町角まで歩いては、また戻り、また戻りしていた。
そして、その夜は、おもて裏の見張りが三人になった。
克彦は書斎のアームチェアを窓際によせて、それにかけたまま、カーテンの隙間から覗いていた。
暗くてハッキリは見えぬけれど、ひとりは電柱の蔭、ひとりは散歩でもしているていで、うしろ手を組んで、ノソリノソリと、向うの町角まで歩いては、また戻り、また戻りしていた。