江戸川乱歩 『猟奇の果』 ところが、やがて三十分も尾行が続いた頃、愛之助はふと車外の家並に注意を向け、アア見覚えがあるなと気づくと、ある恐ろしい考えが、ギョッと胸につき上げて来た。 車は確かに先夜と同じ町を通って池袋に向っている。 もう停車場が向うに見える。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア