江戸川乱歩 『猟奇の果』 白いワイシャツの胸に、焼け焦げたみたいな小さな穴が開いていた。 奥底が知れぬ様な黒い穴だった。 見る見る、その穴から絵の具の様な真赤な動脈の血が、ブツブツと泡を吹いて湧き出し、細い川となってツーッと流れた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア