江戸川乱歩 『猟奇の果』 彼は何を考える力もなく長い間突立っていた。 「だが、若しかしたら、こいつ死んだ真似をしていて、今にワッと飛び上って、俺をおどかす積りじゃないかしら」 ふと変なことを考えて、彼は死骸に近づき、その顔を光の方へ、ギュッとねじ向けて見た。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア