江戸川乱歩 『猟奇の果』 と思う顔色を見て取った、偽の明智小五郎は、間髪を容れず、振っていたハンカチを丸めて、総監の口へ、グイと押込んでしまった。 咄嗟の猿轡だ。 瞬く間に、手足を縛られて、トランクの中に丸くなったのは、今度は本物の赤松総監であった。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア