江戸川乱歩 『猟奇の果』 おそく生れた一粒種で、極度に甘やかされたせいか、たった一つ妙な欠点(或は長所)を持っていた。 それは普通の程度を越えて恵深いことであった。 どうして、それが欠点かと云うと、彼女の慈悲心は、余りにも突飛な形式で現われることが多かったからだ。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア