夏目漱石 『虞美人草』 打ち遣った過去は、夢の塵をむくむくと掻き分けて、古ぼけた頭を歴史の芥溜から出す。 おやと思う間に、ぬっくと立って歩いて来る。 打ち遣った時に、生息の根を留めて置かなかったのが無念であるが、生息は断わりもなく向で吹き返したのだから是非もない。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア