夏目漱石 『虞美人草』 おやと思う間に、ぬっくと立って歩いて来る。 打ち遣った時に、生息の根を留めて置かなかったのが無念であるが、生息は断わりもなく向で吹き返したのだから是非もない。 立ち枯れの秋草が気紛の時節を誤って、暖たかき陽炎のちらつくなかに甦えるのは情けない。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア