夏目漱石 『虞美人草』 琴の好な自分は、やはり静かな京に住むが分である。 古い京から抜けて来た身は、闇を破る烏の、飛び出して見て、そぞろ黒きに驚ろき、舞い戻らんとする夜はからりと明け離れたようなものである。 こんな事なら琴の代りに洋琴でも習って置けば善かった。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア