それが、この暗中奇術の役にたったのである。
かれは二つの首切り道具を樹上に隠してしまうと、スルスルと幹を伝い降りて、こんどは絹糸の玉を持って、しりもちをついている良斎のまわりをグルグル回りはじめた。
そして、良斎のからだに絹糸を巻きつけ、それを木の幹のほうへグイグイと引きしめて、とうとう幹にしばりつけてしまった。
それが、この暗中奇術の役にたったのである。
かれは二つの首切り道具を樹上に隠してしまうと、スルスルと幹を伝い降りて、こんどは絹糸の玉を持って、しりもちをついている良斎のまわりをグルグル回りはじめた。
そして、良斎のからだに絹糸を巻きつけ、それを木の幹のほうへグイグイと引きしめて、とうとう幹にしばりつけてしまった。