夏目漱石 『琴のそら音』 繋がって太くなったかと思うと、また筆の穂のように自然と細くなる。 ――あの音はいやに伸びたり縮んだりするなと考えながら歩行くと、自分の心臓の鼓動も鐘の波のうねりと共に伸びたり縮んだりするように感ぜられる。 しまいには鐘の音にわが呼吸を合せたくなる。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア