検分をすませると、もう九時になっていた。
ふたりはうっそうと茂った林の中を、おもやのほうへ引っ返しはじめた。
あたり一帯は寂しい場所なので、街灯は遠くに立っているばかりだし、なんの光もなく、自動車の警笛も聞こえず、まるで山の中でも歩いているような気持ちだった。
検分をすませると、もう九時になっていた。
ふたりはうっそうと茂った林の中を、おもやのほうへ引っ返しはじめた。
あたり一帯は寂しい場所なので、街灯は遠くに立っているばかりだし、なんの光もなく、自動車の警笛も聞こえず、まるで山の中でも歩いているような気持ちだった。