夏目漱石 『虞美人草』 辛うじて謎の女の謎をここまで叙し来った時、筆は、一歩も前へ進む事が厭だと云う。 日を作り夜を作り、海と陸とすべてを作りたる神は、七日目に至って休めと言った。 謎の女を書きこなしたる筆は、日のあたる別世界に入ってこの湿気を払わねばならぬ。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア