梶井基次郎 『ある心の風景』 アイスクリーム屋の声も、歌をうたう声も、なにからなにまで。 小婢の利休の音も、すぐ表ての四条通ではこんなふうには響かなかった。 喬は四条通を歩いていた何分か前の自分、――そこでは自由に物を考えていた自分、――と同じ自分をこの部屋のなかで感じていた。 梶井基次郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア