梶井基次郎 『ある心の風景』 それは岡崎公園にあった博覧会の朝鮮館で友人が買って来たものだった。 銀の地に青や赤の七宝がおいてあり、美しい枯れた音がした。 人びとのなかでは聞こえなくなり、夜更けの道で鳴り出すそれは、彼の心の象徴のように思えた。 梶井基次郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア