梶井基次郎 『冬の蠅』 床の間の隅には薄うく埃をかむった薬壜が何本も空になっている。 なんという倦怠、なんという因循だろう。 私の病鬱は、おそらく他所の部屋には棲んでいない冬の蠅をさえ棲ませているではないか。 梶井基次郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア