梶井基次郎 『冬の日』 壁にかかった星座早見表は午前三時が十月二十何日に目盛をあわせたまま埃をかぶっていた。 夜更けて彼が便所へ通うと、小窓の外の屋根瓦には月光のような霜が置いている。 それを見るときにだけ彼の心はほーっと明るむのだった。 梶井基次郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア