梶井基次郎 『Kの昇天』 それはいつ頃だったか、私がNへ行ってはじめての満月の晩です。 私は病気の故でその頃夜がどうしても眠れないのでした。 その晩もとうとう寝床を起きてしまいまして、幸い月夜でもあり、旅館を出て、錯落とした松樹の影を踏みながら砂浜へ出て行きました。 梶井基次郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア