梶井基次郎 『闇への書』 ずつと以前から私は散歩の途中に一つのたのしみを持つてゐた。 下の街道から深い溪の上に懸つた吊橋を渡つてその道は杉林のなかへはいつてゆく。 杉の梢が日光を遮つてゐるので、その道にはいつも冷たい濕つぽさがあつた。 梶井基次郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア