梶井基次郎 『路上』 富士がよく見えたのも立春までであった。 午前は雪に被われ陽に輝いた姿が丹沢山の上に見えていた。 夕方になって陽がかなたへ傾くと、富士も丹沢山も一様の影絵を、茜の空に写すのであった。 梶井基次郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア