梶井基次郎 『桜の樹の下には』 墓場を発いて屍体を嗜む変質者のような残忍なよろこびを俺は味わった。 この溪間ではなにも俺をよろこばすものはない。 鶯や四十雀も、白い日光をさ青に煙らせている木の若芽も、ただそれだけでは、もうろうとした心象に過ぎない。 梶井基次郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア