梶井基次郎 『雪後』 満員の電車から終点へ下された人びとは皆働人の装いで、労働者が多かった。 夕刊売りや鯉売りが暗い火を点している省線の陸橋を通り、反射燈の強い光のなかを黙々と坂を下りてゆく。 どの肩もどの肩もがっしり何かを背負っているようだ。 梶井基次郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア