梶井基次郎 『蒼穹』 しかし私はなんということなく凝っと、その人影が闇のなかへ消えてゆくのを眺めていたのである。 その人影は背に負った光をだんだん失いながら消えていった。 網膜だけの感じになり、闇のなかの想像になり――ついにはその想像もふっつり断ち切れてしまった。 梶井基次郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア