梶井基次郎 『不幸』 第二の望み、それが主人の帰る足音であるという願いもかき消されてしまった。 その冴えた響きはだんだん微かになって、一しきり強く吹きつけて来た風の音がした後は、四囲は以前のような、夜の更けてゆく音に帰ってしまった。 夫の帰りも正規よりは遅かった。 梶井基次郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア