路易には、その頃の寄宿舍の思ひ出は、寢室のいやなにほひや、結核患者の弱々しい咳や、毛のついた石鹸の氣味惡さで一ぱいだつた。
寄宿舍へはひつたばかりの頃、路易は或る年上の圓盤投げの選手にいぢめられてばかりゐた。
もう一人、路易のやうにその選手にいぢめられてゐる少年が彼とおなじ學級に居た。
路易には、その頃の寄宿舍の思ひ出は、寢室のいやなにほひや、結核患者の弱々しい咳や、毛のついた石鹸の氣味惡さで一ぱいだつた。
寄宿舍へはひつたばかりの頃、路易は或る年上の圓盤投げの選手にいぢめられてばかりゐた。
もう一人、路易のやうにその選手にいぢめられてゐる少年が彼とおなじ學級に居た。