堀辰雄 『顏』 燒跡にきて見ると、彼の父が一人きりで、まだぶすぶす燃えのこつてゐる火の上で自分のずぶ濡れになつたシヤツを乾してゐた。 それを見ると路易は微笑した。 彼の父は逃げ遲れて一晩ぢゆう川の中に漬つてゐたのだつた。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア