堀辰雄 『顏』 路易は默つて、自分の前に荒々しくペンを走らせてゐる嵬の亢奮したやうな顏を、こはごは覗いてゐた。 嵬は書きものをしてゐるときの癖らしく、ときどき眼鏡をかけたりはづしたりしてゐた。 それをはづすと彼は圓盤投げの選手になつた。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア