そこから自分自身でなくなつたやうな樣子をして出てくると、彼はいかにもそれが初夏らしい午後であることに始めて氣がついたやうにあたりを見まはした。
それから急に思ひついて、彼は郊外にある先輩の詩人の家を訪問した。
「君の毛髮もずゐぶん硬さうだな……」と詩人は路易の刈り立ての頭へ目をやりながら言つた。
そこから自分自身でなくなつたやうな樣子をして出てくると、彼はいかにもそれが初夏らしい午後であることに始めて氣がついたやうにあたりを見まはした。
それから急に思ひついて、彼は郊外にある先輩の詩人の家を訪問した。
「君の毛髮もずゐぶん硬さうだな……」と詩人は路易の刈り立ての頭へ目をやりながら言つた。