堀辰雄 『死の素描』 蓄音機の穴から、一羽の眞赤な小鳥がとび出して來て、僕の耳の中に入つてしまふ。 それからその小鳥は、僕の骨の森の中を自由にとびまはり、そして最後に、僕の肋骨の一つの上に來て、とまる。 それが羽ばたく度毎に、僕は苦しく咳こむのだ。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア