堀辰雄 『水族館』 その少年の姿を私がそのカジノで見かけるのは、ほとんど毎晩のやうになつた。 ときどき私は、友人たちとの會話に、その少年のことを話題にすることがあつた。 或者は、彼が閉場たのちの水族館の樂屋口の前に一人でぢつと佇んでゐるのを見かけたと言つた。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア