堀辰雄 『水族館』 十二時の過ぎたのを知らせるやうな、ひやりとする空氣の流れが、絶えず、彼の前を行つたり來たりしはじめた。 やがて、水族館の裏門がしづかに開けられた。 そしてそこから、青いマントにくるまつた、お下髮の、一人の少女が、出てきた。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア