堀辰雄 『水族館』 そしてそこから、青いマントにくるまつた、お下髮の、一人の少女が、出てきた。 小松葉子だ、と彼はその少女をはつきり見ることが出來なかつたが、咄嗟にさう思つた。 と同時に、彼は、塀のかげにかくれてゐた幾組かの人影が身動き出すのを、認めた。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア