堀辰雄 『水族館』 隣室からは、もうすべてが終つたのか、なんらの物音も聞えてこなかつた。 そのうちに、私までをへとへとにさせてゐた、友人の苦痛も、それ自身漸くへたばり出したやうに見えた。 それが私に、私の身體を眠りにゆだねるのを許した。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア