堀辰雄 『水族館』 私には最初何だか譯が分らなかつたが、人々は水族館の屋上を見上げながら、しきりにわめいてゐた。 私はぢきに、その高い屋上に、一人の髮をふりみだした女が、あつちに行つたりこつちに來たりしてゐるのを、認めることが出來た。 そしてそれはあの女だつた。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア