堀辰雄 『眠れる人』 僕が居た。 そしてそこにいま僕の前にすつかり絶望し切つてゐるやうに見える北がゐるのである。 だから僕は彼のこの瞬間の絶望した顏つきから無駄な心配を感じないやうに彼から眼をそらしながら、「失敬する」と簡單に云つたばかりであつた。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア