堀辰雄 『眠れる人』 茉莉はハンドバツグの中から小さな鏡をとり出してそれを見つめ出す。 僕は知つてゐる、それは化粧を直すためでなく、時間を知るためであるのを。 かの女は自分の顏でもつて時計でのやうに經過した時間を知ることが出來るのである。 堀辰雄の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア