僕は僕の死んだ友のために、このやうに一夜を明かしてゐるのだらうか?
さうして僕は、自分が疲勞と眠たさから倒れさうなのを感じながら、しかしその場を去らうとはせずに、いつまでも町角の向うの不氣味な暗闇の中をぢつと見つめてゐる。
はじめて夜といふものを見てゐるかのやうに。
僕は僕の死んだ友のために、このやうに一夜を明かしてゐるのだらうか?
さうして僕は、自分が疲勞と眠たさから倒れさうなのを感じながら、しかしその場を去らうとはせずに、いつまでも町角の向うの不氣味な暗闇の中をぢつと見つめてゐる。
はじめて夜といふものを見てゐるかのやうに。